つづき
出雲大社御本殿の大屋根の特別拝観で檜皮葺の大屋根を工事用の足場で3階まで上り、
目の前で観ることが出来ました。
屋根の面積は約180坪有り約64万枚もの檜皮をもって葺き替えるそうです。
柱などは補修ですが屋根の檜皮は消耗品ということで全て新しく葺き替えるとのことです。
檜皮を採るために木を育てる、採取する、拵える、屋根を葺く職人さんなど、技術の伝承
が大変ですが、とても大切なことです。
出雲大社は天照大御神に国譲りをし、そのことにより大きな社を貰い、そこでひっそりと
すごすと言われたとのことですが、ある作家が書いている小説の中には、幽閉されて
見張る為に長い階段を上らなければ行けない様な高い建物を作ったとありました。
またお社で参拝するとき正面から参拝しているつもりでも、お社の中にもう一つ
間仕切りが有り、その入り口は階段に対して横を向いています。
つまり正面ではなく横から参拝していることになるみたいです。
出雲大社の復元図にもそうなっているようです
作家さん曰く、北野の天神さんのように怨霊封じの為に祭られているとのことです。
少し見方を変えると歴史というのは時の為政者に都合よく作られているのかも知れません。
現代人は怨霊なんてと思うかもしれませんが、現在の様に電気もなく、夜になれば明かり
といえば行灯のようなぼんやりと薄暗いものしかなかった当時の人々は暗がりや、夜が
本当に怖くそういった闇を恐れていたのかも知れませんね。